「Erica -エリカ-」(1時間23分) 2026年5月15日~
ジャンル:ホラー/サスペンス ※PG12
公式HP:https://erica-movie.com/
監督:宮岡太郎
主演:望月歩/出演:林芽亜里ほか
監督自身の原点となった自主映画を原案に、15年以上の時を経てセルフリメイクしたサイコホラー。
<ストーリー>
恋人いない歴23年の青年・辰樹は、カフェで働く美しい女性・エリカと出会い、ひとめぼれ。
距離を縮めていく中で、エリカが同棲中の恋人からDV被害に遭っていることを知る。
彼女を守りたいと強く想う辰樹、周囲で起こる不可解な出来事、徐々に明らかになるエリカの異様な執着と狂気・・・。
少しつずつ日常は歪み始めて行く。
企画 :★★☆☆☆
ストーリー:★★★☆☆
キャスト :★★★☆☆
話題性 :★☆☆☆☆
恐怖 :★☆☆☆☆
好み :★★★★☆
見るべき度:★☆☆☆☆
〇鑑賞前アドバイス
暴力描写アリ:殴打/流血など(グロテスクなシーン無し)
〇こんな人にオススメ
若手俳優・監督をチェックしたい/ホラーは好きだが怖すぎるのはNG/狂気な女フェチ
~ここからはお時間ある方向け~
1. 「Erica -エリカ-」感想(ネタバレ含む完全版)
今年は気味の悪い映画作品が多く、大変ありがたい。
そんな中で、フレッシュな気味悪さもチェックせねばということで鑑賞。
宮岡太郎 監督作品を鑑賞したのは「ラストサマーウォーズ」以来かな。
ジャンルのふり幅がすごいな。
そんな本作、結論から言うと・・・粗い!粗い!粗い!けど最高!!
そんな映画。
脚本は穴だらけだし、BGMやSEは酷い。演出もなかなか厳しい・・・が、
それでもお釣りがくるぐらいにヒロインのエリカがクレイジープリティでとても良い。
どこかのレビューで、“青年がひとめぼれするには説得力がない”という感想を見た。
確かに絶世の美女というわけではないのだが(それでも十分に可愛らしい女優さん)、
エリカを追いかけて行くうちに、気付けば彼女に夢中である。
というか、そもそも青年は年齢=彼女いない歴、
どんな子でも可愛い笑顔で優しくされたらイチコロだろう。
そんなエリカだが、狂気じみた女性はやはり美しい。
その本性が明らかとなっていく段階は、もうちょい丁寧に観たかった気もするが、
中盤~後半で荒れ狂うエリカを見ていて、こちらは笑顔が止まらなかった。
ホラーの定番ではあるが、エリカの“曇りガラス越しに覗く影”は愛おしくもあった。
唯一ゾクっとしたシーンは、
バイト先の女先輩を夜道に襲う際の、バット素振りシーン。
「うおっ、なんかいる!」
そしてメリーさんばりに、
目を離す度に近づいてくるエリカ・・・やはり愛おしい(良い意味でコント感)
一方で、エリカ以外の要素がまぁまぁツラい。
ストーリー展開や、散りばめられた不穏ポイントに関しては、
潔いぐらいにストレートで、想像を裏切られることはないだろう。
また、安っぽいBGMの差し込みや、
映画後半、エリカがスパナで自身を殴る際のSEとか、これは悪い意味でのコント感。
さらには、暴力シーンに基本“不意打ち”がなく、
殴りますよ~/殴られますよ~刺しますよ~石投げますよ~の、
分かり切った段取りを見せられている気分。
緊張感がなくて勿体ないな、なんて思ったり。
これらに比べれば、自傷行為によりできたはずの傷がなぜか消えている、
【エリカ自然治癒システム】なんて全然可愛いものである。
それでも個人的には、
映画初出演・林芽亜里(エリカ役) × 上映時間:83分間というタイトさ、
この2つのケミストリーにより、最高!に至った。
エリカに会いにまた映画館へ足へ運びたい・・・そんな私は立派な被害者候補である。
大事なのでもう一度、
狂気・ヤンデレ・ヒステリックな女性は美しい。
2. 無職の日常
私は、無職であることを“伝えている人”と“伝えていない人”がいる。
“伝えている人”とは、親族と限られた友人。
これは無職なりの愚痴や、現状の出来事を気軽に話せる人間が必要だから。
“伝えていない人”とは、
働いていないことへの偏見や、色々と小うるさく詮索してきそうな人たち。
また、変に気を遣われるのも嫌だから伝えない、というのもある。
誰であろうと、金銭に気を遣われずに飲み食い遊びたいし、
どこか自身も引け目に感じている部分があるのだと思う。
あとは、「こっちは明日も仕事なのにいい気なもんだな」と思う人間もいるかもしれない。
その日しか会わない人=当日解散の飲み会や、美容室など。
こういったケースでの会話では、如何様にも仕事話をかわすことができる。
厄介なのは、前職の人間との飲み会や、
宿泊が伴う遊びの場合。
まず「今何してるの?」「会社の愚痴」というトークテーマが飛び交い、
宿泊など長時間の拘束では、さらにリスクが高まる。
そう、まさに近日、前職の人間と宿泊を伴う遊びがあるのだ・・・。
いかにボロを出さずに、終えることができるか。
完璧なまでに聞き手にまわり、こちらの近況には触れさせない・・・これは今年最大のミッションなのである。

